こんにちは、こえじまです。
筋トレのメニューって日本語訳されていないことが多く、カタカナ言葉になっているものがほとんどです。
トライセップスエクステンションとかもはや呪文ではと思うレベルなのですが、もともとの言葉を覚えると「ああ、あんな感じの筋トレか!」とすぐ分かるようになります。
今回は筋トレでよく出てくる用語について解説します!
可動域の用語
筋トレでは自重やダンベル、バーベルを上げ下げする動きがほとんどです。
どれくらい下げるか、あるいはどこまで上げるかを意味する単語たちです。
レンジ – range
幅そのもののこと。
後述するフル/ハーフなどと組み合わせて、フルレンジ、ハーフレンジなんて言ったりします。
フル – full
可動域の限界まで上げ下げすること。
フルスクワットは、お尻がふくらはぎにつくくらいまで下にしゃがみこむスクワットを指します。
ハーフ – half
半分のこと。
フルの半分くらいまで上げ下げすることです。
パラレル – parallel
並行のこと。
パラレルスクワットは太ももを地面と並行になるまでしゃがむスクワットのこと。
パラレルはパラレルスクワット以外で聞いたことがありません。
パーシャル – partial
一部分や、部分的というような意味。
フルレンジと対比で出されることが多く、可動域全部を使わずに一部分だけ使うトレーニングです。
戦略的にパーシャルレンジでトレーニングする時もありますが、パーシャルという言葉が使われる時のほとんどは「きっちりとフルレンジでやっていない筋トレを皮肉る」ために使われることが多いようです。
チーティング – cheating
もとの意味はズルをすること。
筋トレでは反動を使って(=ズルをして)上げ下げすることを指します。
筋トレでは、目的の筋肉に効かせることに集中するため、基本的に反動は使わないほうが良いとされています。
中級者以上が筋肉に新しい刺激を与えるために、あえて反動を使ってトレーニングをするという方法もありますが、慣れないうちはやるべきではありません。
類語としてチートデイなんてのもありますね。
限界まで減量に取り組んでいるボディビルダーが戦略的に実施する、好きなものを好きなだけ食べる日です。
動きの用語
筋トレでは身体をいろいろな動かし方をします。
押したり引いたり上げたり伸ばしたり。そんな用語たちです。
プッシュ – push
押す動きのこと。
プッシュアップは(腕/胸で)押し上げることから来ています。
脚で押す動きにはあまり使わず、プッシュ系というと上半身で押す系の種目のことを指します。
プル – pull
引く動きのこと。
プルアップで懸垂(引いて上がる)のことを指します。
引く系の動きでは背中の筋肉が鍛えられることが多いので、プル系のトレーニングで背中のトレーニングを指すこともあります。
レイズ – raise
上げる動きのこと。
レッグレイズは(寝た状態で)足を上げる腹筋のトレーニング、ヒップレイズは(寝た状態で)お尻を上げる背中やお尻のトレーニングです。
エクステンション – extension
伸ばす動きのこと。
足を伸ばすのはレッグエクステンション、背筋を伸ばす動きはバックエクステンションです。
カール – curl
曲げる動きのこと。
巻き込むイメージが強い単語です。
アームカール(腕を曲げる)、レッグカール(脚を曲げる)などどこかを支点にして巻き込むような動きのトレーニングです。
インクライン、デクライン – incline, decline
インクラインは傾く、デクラインは低下するという意味です。
筋トレでは、インクラインは頭が上の状態で傾く、デクラインは頭が下の状態に傾く状態を指します。
インクラインプッシュアップとデクラインプッシュアップをイメージすると分かりやすいかと思います。
筋肉の用語
筋トレをするなら、筋肉の名前は外せません。
馴染みのある言葉からあまり聞いたことのない言葉まであるかと思いますが、一気に覚えてしまいましょう!
チェスト – chest
胸のこと。
筋トレでは大胸筋を指すことがほとんどです。
大胸筋を鍛えるマシンはチェストプレスですね。
ショルダー – shoulder
肩のこと。
ショルダープレスが有名ですね。
バック – back
背中全般のこと。
広背筋を指して言われることもありますが、バックエクステンションにもあるように背中全般を指すこともあります。
ラット – lats
Latissimus dorsiの略で、広背筋のこと。
広背筋は左右にあるので、広背筋だけを指すときはlatsと複数形になります。
ラットプルダウンは広背筋を引いて下げるトレーニングですよ。
アブ – abs
腹筋のこと。
腹筋ローラーをアブローラーとか言ったりしますね。
腹筋は複数の筋肉が集まっているので、absと複数形になります。
クアッド – quads
大腿四頭筋のこと。
日本語では前ももの4つの筋肉を総称して大腿四頭筋と呼びますが、英語でも同じく4を表すquadで大腿四頭筋を指します。
シングル、ダブル、トリプル、クワッドですね。
前ももは右と左で2つあるので、こちらも複数形となります。
ハムストリングス – hamstrings
裏もものこと。
ハムストリングスは日本語でもよく言われるので馴染み深いのではないでしょうか。
よくハムと略されます。
グルート – glute
大臀筋のこと。
大臀筋(だいでんきん)とはお尻の筋肉のことです。
ヒップレイズのことをグルートブリッジなんて言ったりします。
アーム – arm
腕のこと。
前腕(肘から先)と上腕(肩から肘)をあわせてアームと呼ぶことがほとんどです。
アームカールや、シングルアームプッシュアップなどが有名でしょうか。
トライセップス、バイセップス – triceps, biceps
ラテン語で数字を表す接頭辞として、1をuni、2をbi、3をtri、4をquadrと言います。
セップスは上腕(肩から肘)のことを指します。
これらが組み合わさって、上腕二頭筋(力こぶがある方)をbiceps、上腕三頭筋(力こぶと反対の方)をtricepsと言います。
カーフ – calf
ふくらはぎのこと。
ふくらはぎの筋肉で身体を上げ下げするトレーニングがありますが、あれはカーフを上げるのでカーフレイズです。
まとめ
どれくらい知っていましたか?
用語を覚えているとトレーニングメニューの理解が早くなるので、少しずつ慣れていくのがオススメです!
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