ヒトラー最後の12日間

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あらすじ

ヒトラーが秘書を採用する所から始まる。ヒトラーの秘書が戦争が終わった後に語った物語である。旧ソ連軍がベルリンを制圧する間近となっても諦めないヒトラーの人格、考え方を表した作品。

感想その他

終戦間際のヒトラー

首都ベルリンからの撤退を部下に何度も提言されるが断固拒否し、状態はどんどん悪化していく。今までワンマンでやってきたのもあるのだろうが落ち着いて見ると、もはや名参謀などではなくただの冷静さを失ったおっさんである。部下を侮辱し全てを部下のせいにするのはトップに立つものとしてやってはいけないことであろう。

強者は弱者に対して憐憫の情を持たぬ

これはヒトラーの言葉だが、これがヒトラーの考え方の全てのように思える。強者は強者として弱者を助けるのではなく勇猛に振る舞い続けることが重要なのだと言っているが、これは不満を産み崩壊につながるだけのように思える。世界には強者よりも弱者の方が圧倒的に人数がおり、その弱者の心を掴めるかどうかが強者となれるかどうかの境目だと考えるからだ。ヒトラーは滅びるべくして滅びたのだ。

ヒトラーが指揮権を放棄してもそれでもなお、ヒトラーに忠誠を誓ったために自決するものが大勢いること、明らかに負け戦だと分かっているにも関わらずヒトラーのために戦地に赴くものの多さからヒトラーの圧倒的統率力が分かる。

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響いた言葉

まずはヒトラーの言葉

国民が生き残れるかどうかなど関係ない私は全てを破壊する
残った国民はクズばかりだ
才能のあるものはみな死んでいる

才能のあるものはみな死んでいるとはとても重い言葉に思える。深く忠誠を誓った者はほぼ全て死んでいる状況でもヒトラーは完全降伏をしない。何故か。そこはやはりプライド、誇りなのではないだろうか。軍人としてのプライド、ナチ政権の統率者としての誇り、これらが複雑に混じり合っているのだと思う。ただ、これに自分としては共感できない。ある程度のプライドを持つことは大事だがこれは不必要なプライドだろう。

そこである軍人の言葉

綺麗事などたくさんだ!それより行動です!

この映画の中でこの言葉が一番響いた。綺麗事なんて言ってる場合ではない。自分の生死がかかっているのだ。誓いのために死ぬということにどれほどの価値があるのだろうか。ここは人に依るだろう。誓いを破ったことに耐え切れずに今後生きることもままならない人もいるだろうし、命があって良かったと考える人もいるだろう。そのどちらもがこの映画で見られた。

崩壊へのカウントダウン

この作品を見るまで、ヒトラーの崩壊には劇的なドラマがあったのだと思っていた。しかしそんなことはなかった。ヒトラーを始めとするナチ政権は崩壊するべくして崩壊したのだ。この作品は崩壊の始まりから終わりまでをストレートに描いているように思えた。無駄な抵抗は無意味だと感じさせられた。

雑感

後数日で陥落するという時に結婚???

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