プライベートライアン

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

あらすじ

おじいさんとなったライアンが墓参りをし、戦時中のことを思い出して涙するシーンから始まる。ライアンは4人兄弟だが末の弟ジェームズライアンを残し、全員が戦死する。唯一の生き残りジェームズライアンを救出するためにミラー大尉を始めとした8人の小隊が組まれる。ようやくライアンを発見し、本国へ帰らせようとするが兄弟の死を聞いたライアンはそれを拒否する。ライアンと小隊の行方や如何に。

感想その他

戦争の描写

なんと言っても戦争の描写が非常にリアル だ。片時も目が離せない。機関銃によりあっけなく死んでいく兵卒、手榴弾により吹き飛ぶ身体、内臓が飛び出た状態で母を想い嘆く姿・・・。最前線で戦う人たちの過酷な環境がありありと見える。生と死が隣り合わせとはまさにこのことで平和ボケした自分からは地獄絵図に見える。描写をリアルにするための映像技術もすごい。素人目に見てもカメラワークが凝っている。動きが激しいシーンが多く、その多くでカメラが他の誰かの目線のように動いている。さすがは巨匠スティーブンスティルバーグの作品だと思った。

PR

小隊

物語の半分くらいがライアン救出のために派遣される8人小隊の話だ。隊列を乱さないように行動していたり、任務に対する反発を隊長が諌めるシーンなど本当にリアルだ。ライアン1人を救出するために結果的に小隊のうち2人が犠牲になっている。子供を預かって打たれるカパーゾ、勇敢にも機関銃に立ち向かっていったウェイド。いつ死ぬか分からない状況のため、親しい人への手紙を常にポケットに入れており、死ぬ直前に仲間に託すシーンは深く考えさせられるものがある。

言葉の重み

ミラー大尉が部下を失うたびに自分に言い聞かせている言葉がある。

他の2倍、3倍、いや10倍かそれ以上の部下を救うためだったんだ。

そう割り切るんだ。

ミラー大尉のように100人以上の部下が戦死している人にとってはそう考えないとやっていけないのだろう。一々悼むことも出来ない。かといって完全に忘れることも出来ない。そんな辛さが読み取れる。

戦争を明るく見ようとした言葉もある。

戦争は人の感覚を磨き、意思を刺激し、肉体を鍛え上げ、極限状態で互いを、人間として見極めることができる

エマソンの言葉だ。小隊の中の誰かがこの言葉を言っていた。(誰かは忘れた。)しかし、これは戦争を明るく見ようとした言葉なんかじゃないと思う。ただ、戦地に立たないお偉い人の戦争を悪としないための言い訳のようにしか聞こえない。物は言い様だ。

橋の攻防戦

ライアンが1人連れて帰られることを断った後、小隊とライアンの所属する101部隊は物資の少ない中で橋を死守するため敵兵と戦うことになる。次々と死んでいく小隊のメンバーには言葉も出ない。最後にはミラー大尉も戦死する。最後に残した、「ライアン、しっかり生きろ」は忘れられません。

雑感

本当に目が離せないシーンが多い。

超名作だと思う。

PR

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。